日時 : 2011.4.29~30 10:20~14:15
場所 :鳳凰山(山梨県) 2840m
天気 : 晴れ
人数 : 4人 (ジンボバッド、昇天丸(青雲寮登山隊長)、青雲寮登山隊員2名)
今回は北アルプスの常念岳に行く予定だったのだが、
前日に常念小屋に確認したところ、
悪天のため26日開業予定の小屋が28日現在開業出来ていないとのこと。
ゴールデンウィークは『二つ玉低気圧』が発生しやすく気象遭難が多発している。
そのため予定を急遽変更し、一路南アルプス鳳凰山へ。
実際、常念岳で同日に入山した男性2名の死亡遭難事故が発生していた。
判断は良かったが、人事ではない。
今後はもっと注意深く、気象情報及び現地の状態を確認しておかなければならない。
それでは山行記録へ。
夜叉神峠登山口到着。登山準備行う。
10時20分、登山開始。
今回のメンバーは青雲寮登山隊の3名。
今回の荷物は約22kg。重い・・・
天気は予想以上に良好。
夜叉神峠小屋到着。ここまでハイキングする人も多いらしい。
白根三山が綺麗に見える。
道が凍ってきたためアイゼン装着。もちろん12本爪。
決して急登ではないが、だらだらと長い登り道。結構しんどい。
15時、予定通り南御室(みなみおむろ)小屋到着。
今日はここでキャンプだ。
土のエリアはすでにいっぱいのため、雪上に設営。
実はこのテント冬用ではないし、メッシュの部分もあり、寒そう
結構沢山のテントが張られている。
とりあえず疲れたので仮眠。
ちなみにこの寝袋も夏用である
これはヤバそうな予感が・・・
18時頃、夕食(アルファ米とラーメン)&ビールをいただき、
しばし歓談後、就寝。
おやすみなさい。
って、寒すぎて寝れんやないか!
ありったけの服を着込んだものの、結局1、2時間おきに目が覚める始末
テントが悪いのか、寝袋がわるいのか、銀マットが悪いのか、
全部悪いのかはわからないけど、とにかく背中が寒すぎるわ。
5時起床。まぁ、寒くて何回も起床してたけどね
早速朝食(カップラーメン)を食べ、準備する。
観音岳に行ってまたここに戻ってくるので、テントはこの場に置き、
最小限の荷物を持って出発。
森林限界を過ぎると白根三山がはっきり見えた。
薬師岳小屋到着。
薬師岳到着。
稜線は雪国。風は強め。
そしてついに鳳凰山の最高地点、観音岳へ到着。
地蔵岳のオベリスクを確認。
下山開始。
薬師岳で少し仮眠。
昨日の夜よりよっぽど温いな
途中ピッケルの滑落停止訓練に最適な場所があったため、少し訓練を行う。
勢い余って木にぶつかりそうになったが、より実践的な訓練ができた。
10時に南御室小屋のテント場まで戻る。
ここからはまた、重い荷物をもっての下山となる。
苺平を過ぎてしばらく行くと雪も少なくなってきたため、アイゼンを外す。
少し進むとまた雪が出てきたが、雪の上を滑るように下りるのが楽しくて、
アイゼンを付けなかったのだが・・・
最低の結果を招いてしまった!捻挫である。
土の斜面に足を置いたつもりが、地面が凍っており、滑る。
荷物の重みで上体を立て直すことができずに足首をひねる。
グキッという音がしたのだ。
痛いけど足首を回すことができたので、大事には至らなかった。
しかし、捻挫は高山では絶対にやってはならないことだ。
アイゼンを付けていての捻挫ならまだしも、
こともあろうか、アイゼンが必要な場所でアイゼンを外しての捻挫である。
深く反省しなければならない。隊長失格である。
捻挫直後、すぐにアイゼンを装着する。
こっから夜叉神峠登山口まで約2時間。
痛みと闘いながらの下山である。
そして、なんとかあまり迷惑をかけることなく下山することができた。
捻挫はとにかくすぐに冷やすことが重要らしい。
いかに早く冷やすかによって予後に大きな差が出てくるのだという。
今後はもっと冷やすようにしなければならない。
下山後は温泉に。
そして、甲府名物のほうとうをいただく。
今回の反省事項
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